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「吉本隆明と親鸞」高橋 順一 [それでもどっこい生きてます]

ひさびさに読書ブログっぽく。



「最後の親鸞」という吉本隆明の本をテーマにした講義をまとめたもの。書き起こしなこともあるのか読みやすく一気に読めました。

いままで吉本隆明とは距離をとりながら、ちょっとずつ接してきました。怖いんですよね。彼の考えてることはブラックホールみたいな感じがしてて、自分が今までうんうんいいながら考えてきたことが全部吹っ飛びそうで。

でも、311の震災後、自分の中での吉本隆明の「何か」を必要とする感じは強くなっています。

先日、転向論を読んだのは、震災後、自分を含め人がバラバラになり対立していく感じが怖くて、それを終戦後の転向の問題と似た現象としてとらえ直すことができるのかな、と思ったからです。

この本は、自分が震災の影響下で「吉本隆明成分」が必要に感じていることに加えて、前から興味がある親鸞ということでタイミングが合い、興味深く読めました。筆者の思い入れがストレートに伝わってくるのも好感触です。

まぁ相変わらず中身をまとめる気はないのですが、吉本隆明と親鸞、そしてイエスが目指している思想的なはじっこは、感じることができる本に思います。

ちょっと前から聖書の「ヨブ記」に興味があるのも、そういうはじっこ、人と神の断絶点と連結点を自分で感じたい、という関心からだと思いますから、そういう点でも良かったです。

この本と対になる本として「吉本隆明と共同幻想論」が9月に出るそうなので、それもぜひ読みたいと思います。

過去日記リンク:
【2004-12-13:「悪人正機」吉本隆明、糸井重里】
【2005-01-09:「生きていくのに大切な言葉吉本隆明74語」勢古浩爾】
【2005-04-08:「中学生のための社会科」吉本隆明】
【2006-10-15:「余裕のない日本を考える」吉本隆明】

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