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JASAG2007秋季大会 [それでもどっこい生きてます]

戻ってまいりました。

今回の大会のテーマは『ゲーミング・シミュレーションにおける体験や学習をどう評価するのか』です。

ゲーミング・シミュレーション型の授業を実施する場合、「ゲームとかシミュレーションとか学習の動機付けに使うのは分からなくはないけど、ぶっちゃけ効果はどうなのよ?」という点が、常につっこまれどころとしてあり、そこは学会として何か答えていくべきなのではないか、という議題でした。

知識の伝授であれば、ある一定の「正解」があるので何らかの判定はできるのでしょうが、ゲーミング・シミュレーションの様に経験や気づきに基づくものは「正解がある」というものではないので「何をどう評価するのか」という点が常に問題になる。

だからといって、極端にいえば「経験すれば何でも良い」という立場に立ち続けてしまうと、教育者として説明責任を果たすのは難しい。

ということで、「みなさんジレンマを抱えつつ、一つ一つ実践と理論の構築を続けていきましょう」という感じでしょうか。

JASAGで取り上げられているものは、デジタルゲームよりもボードゲームやカードゲーム、コンピューターを使う場合でもシミュレーターに近いものが多くて、その点、自分が実際作っているものと距離はあるんですが、「楽しさ」の持つ力を何か社会的な方向で生かせないか、という自分の興味には近いので、色々と考えさせられました。

あと、たくさんあった体験セッションや発表の中で、興味深かった発表を一つ。

八戸工業高等専門学校の先生の発表で、海女さんを題材にした素もぐりゲームというものがあって、元々の主旨としては、途絶えつつある海女の文化についての理解を深める為の学習素材なんですが、そのゲーム自体が結構良く出来てたんです。

3Dでできた海にもぐって海底のウニをとってくる、という単純といえば単純なものなんですが、酸素メーターがあったり、とったウニの数が画面にでていたり、「ウニメーター」(魚群探知機みたいなものですね)があったり、ゲームとして必要な要素がきちんと配置されているわけです。
とりあえずマウスでも遊べるんですが、フルセットな状態は、ジョイスティック+ヘッドマウントディスプレイ+ジャイロセンサー。(笑)
首を振るときちんとヘッドマウントディスプレイにその映像が映るそうです。
開発環境はVC+DirectXとのこと。

「こういうゲームは仕様書渡して作れるもんじゃないだろ」と思ったので聞いてみたら、自分の学校のパソコンクラブで作ったものとのこと。
やっぱりなぁ。

作りに愛というか意地というか信念みたいなものを感じましたもの。
小学生とかにみせて感想を聞き、作りこんでいったんですと。
ユーザーがいるとがんばるよね。

その先生いわく、高専は5年あるから先輩から後輩への技術の継承もできるし、ものづくりの環境としてはとても恵まれているとのこと。
うーむ。なるほどなぁ。

最近は、i-modeでのゲーム製作もやってるそうな。いいなー。面白そう。(笑)

学習を目的としたゲームとかも、出来合いのゲームを使ったり、どっか企業に丸投げで(高い金払って)作ってもらうより、地域にいるプログラムできる人や絵かける人で組んでゲームを作りながら、身近な人に遊んでもらって、一緒に改造していったりできれば、とても面白いと思うなぁ。

ゲーム作るのって面白いぞー。

参考リンク:
【八戸工業高等専門学校】
【JASAG 2007年度 秋季全国大会】

過去日記:
【2007年9月28日:Game for Change】
【2007年5月28日:JASAG2007春季大会】
【2006年11月23日:「防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション―クロスロードへの招待」矢守克也・網代剛・吉川肇子】
【2006年11月13日:バッグ忘れてきた(JASAG2006秋の感想)】


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