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「他人と深く関わらずに生きるには」池田清彦 [それでもどっこい生きてます]

薄い本なので、さっくり読み終わりました。

「車もこないのに赤信号で待っている人はバカである」
「病院にはなるべく行かない」
「ボランティアはしない方がカッコいい」
「おせっかいはなるべく焼かない」
「自力で生きて野垂れ死のう」

とか、題名だけみても、なかなかステキです。

第二部の方は賛成できない面も多々あり、正直、無かったほうがスッキリしてた様にも思います。

他人と深く関わらずに生きるには

他人と深く関わらずに生きるには

  • 作者: 池田 清彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫


「敗戦後論」加藤典洋 [それでもどっこい生きてます]

とても刺激的な本でした。
戦前戦後の文学者がどうやって敗戦を捕らえたのか、太宰治や大岡昇平など(たくさん出てきます)を例に出して考えています。
その時代を生きていない私達が敗戦を考える上での足がかりを、その当時の文学作品を通してかんがえる、という感じでしょうか。

いつぞや新聞で、
「戦争の悲惨さを忘れない、忘れてはいけない、という形での平和運動はもう無理なんじゃないか。そういう”死者を引っ張り出す”方法じゃなく、まさに今、自分が、平和が必要であると考えるなら、それはなぜなのか、もう一度そういう原点に立って考えていく必要があるんじゃないか」
という様な記事を読んで、大いに感動したことがあります。

多分、それは、
「何も考えずに歴史を背負うのではなく、自分で考えてもいいんだ」
という安心感で、つまりそれは、
「すべてを背負ってオレは死ぬ必要はないんだ」
ということです。

日本が戦争をして、人をたくさん殺して、それは悪いことだ、反省しなければいけない、といわれて、それはそうだと思いつつ、もし突き詰めて反省するのであれば日本人として死ぬしかないのじゃないだろうか、と考えたりしたわけです。

自分でも極端な考え方だとは思います。

もちろん簡単に死ぬことだけが謝罪ではないし、生きつづけてあやまり続ける、石を投げ続けられることに耐える、というのも一つの謝罪の方法ではあると思います。

でも、どっちにしろ「”日本人”は謝罪を続けなければいけない」というのは、「”あなた”は考えてはいけない」、つまり「個人で考えることの否定」と同じ意味だと思うのです。

それは困る。非常に困る。

たとえば、自分が人を殺して、その結果死刑になるなら分かります。
「”あなた”は人を殺したから死刑ねん♪」です。

これが「”日本”は戦争でひどいことをした。そしてオマエは”日本人”だ」となると、個人としての責任のとり方はないのです。あくまで”日本人としてどうするか”の問題ですから。
でも、一般的に「日本は反省しなければいけない」というときには、「他人の問題ではなく、あなたの問題として考える必要がある」みたいな言い方をされたりするわけです。

なんか困る。どっちなんだ。

ここで良く考えると、私は「自分である」ということと、「日本人である」ということを分けて考えていることがわかります。
謝罪するには日本人である必要があるが、日本人であるということは自分でなくなってしまう気がする。不思議です。
私は日本は閉塞感があるから嫌いな面はあるけど、日本文化は好きですし、別に外国に住みたいとは思いませんが、「日本人であること」については、微妙に変な感覚を持っているようです。

この本は、高橋哲哉に批判されている様ですが、批判をされていること自体も含めて、非常に読む価値のある本だと思います。(文庫版も出ている様です)
【7月29日:「八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学」佐藤卓己】も、とても良い本でしたが、どっちも左だの右だのではなくて、「一体あの時から何があって今こうなっているのか」について考える材料を与えてくれます。

敗戦後論

敗戦後論

  • 作者: 加藤 典洋
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本


月一通院(痛風) [それでもどっこい生きてます]

なんかじわじわ尿酸値が上がってます!
なんと8.7!
あまり高止まりするようなら、薬増やすらしい。
ま、さいわい痛風発作はおきてないから、お気楽感はあります。

さて、昨日は飲み友達のOさんが福岡から出てきてるっていうので、ぐいっと飲み飲み。
去年末の九州旅行で別れた時には、「もうそうそう会う機会もないだろうなぁ」としみじみしてたんですが、まさかこんなに早く会うとは。

お魚&日本酒の店だったので、うま~い刺身、うま~いウニ、うま~いカキとか食べつつ、日本酒ぐいぐい。
ちと飲みすぎたけど、楽しいのでしょうがない。

機会を捏造して、また飲みましょう。 > Oさん

そんな飲みを控えて、日中は池袋をぶらぶらしてたんですが、とにかく暑い!
池袋のCDショップをうろつく予定を変えてジュンク堂へ。

・・・3時間はいたかも。

さて、本好きが、こんな長い時間本屋にいるとどういうことが起こるのか?

イェルサレムのアイヒマン―悪の陳腐さについての報告

イェルサレムのアイヒマン―悪の陳腐さについての報告

  • 作者: ハンナ アーレント
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 1994/08
  • メディア: 単行本


キャッチャー・イン・ザ・ライ

キャッチャー・イン・ザ・ライ

  • 作者: J.D. サリンジャー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


冷血

冷血

  • 作者: トルーマン カポーティ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫


お伽草紙

お伽草紙

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000
  • メディア: 文庫


↑「敗戦後論」を読んでて興味が深い作品をだだだだと買ってみました。
特に、ナチの戦犯としてイスラエルに捕らえられたアイヒマンの裁判をめぐって書かれた、「イェルサレムのアイヒマン」が非常に楽しみ。発表された当初、ユダヤ人社会でものすごい論争になったらしいです。

人間失格

人間失格

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1952/10
  • メディア: 文庫


↑高校時代にこっそり読んで衝撃を受けた本。その時はオレの事書いているのかと思った。

他人と深く関わらずに生きるには

他人と深く関わらずに生きるには

  • 作者: 池田 清彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫


↑「車もこないのに赤信号で待っている人はバカである」って章があったので買ってみました。
【7月25日:信号無視と自己責任?】の流れ。

差別への凝視―365日が3回

差別への凝視―365日が3回

  • 作者: 大菅 新
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


↑現役の中学教師の方の「学年だより」を3年間分まとめた本。
先の北陸旅行で見つけて気になってたので購入。

男のきもの着こなし入門

男のきもの着こなし入門

  • 作者: 笹島 寿美
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 大型本


↑これは別の本屋で。
「和服を着る生活」ってのにあこがれます。ほら、なんか大人な感じがするじゃないですか。落ち着きがあるというか、貫禄があるというか。
ただ、実際にはなんか恥ずかしい気がしてしまって、買うところまでたどり着けません。
どこで買えばいいかとか、なに買えばいいかとか、全然分からないので、とりあえず、この本で基礎知識を収集しつつ、イメージトレーニング。


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