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「教育不振と教育依存の時代」広田照幸 [それでもどっこい生きてます]

強引にまとめると、「メディアが学級崩壊とか煽りすぎ!」というメディアに関する話と、教育基本法改正とかで顕著な「”教育”をなんとかすれば世の中すげー良くなるぜ!なんて妄想じゃないの」って話、になるでしょうか。
あー、やっぱり無理があるかなぁ。
もっとたくさん書いてあります。
「地域教育のうそ臭さ」とか「日教組vs文部省の昔と今」とか「管理圧力で教師がスポイルされてしまう問題」とか。

中でも「人は”教育”で思い通りになるわけじゃない」って話が印象的でした。
もちろん「バカはなにやってもバカ」という話じゃなくて、教育の名の下に他人の内面にまで干渉することについて、そんなことはできないし、すべきじゃない、という話です。

書いてあること自体は自分も普段「こりゃおかしいだろ」と思ってたことですし、同意する部分はかなり多いのですけれど、今自分の関心のある範囲とはズレていました。


「最新 地球史がよくわかる本」川上紳一・東條文治 [それでもどっこい生きてます]

やー、ちょっと難しかったけど面白かった。
地球誕生から人類誕生までの46億年分を最新の学説で解説。
恐竜絶滅の最新シナリオ、プレートテクトニクスの原理、古地磁気学の説明、核の軽元素問題、カンブリアの大爆発、超大陸パンゲア、スノーボールアース仮説などなど。
なんか固有名詞がかっちょいいでしょ?

しかしまー自分が小学生の時に「学研の科学」で得た知識とは全然違った世界が広がってました。
恐竜絶滅の理由だって「哺乳類が恐竜の卵を食べつくしてしまった」「寒くなったので変温動物である恐竜が死んだ」とかいう説明だったハズ。
最新シナリオだと隕石衝突説が最有力みたいですが、隕石の衝突前から恐竜が減っていたというデータもあるそうで、まだまだ分からないことは多い様です。うーん。

この本の良いところは、現状の有力な説とそれに批判的な説を取り上げて、両方が寄って立つ根拠はどこにあるのか、なども出来る限り詳細に書いてあるところ。
専門的なことって良く分からないから「昔地球は氷河で覆われていた!!」とか聞くと、もう、すぐに「おー!そうなのか!」って信じてしまったりするじゃないですか。
でも、どれも基本的には仮説にすぎなくて(そんな表題の本が出てますが)、それを証明する色々な証拠が多いかどうか、論理的に説明できているか、抜けが少ないかってだけなんですよね。
当たり前っちゃ当たり前の話なんですが、うかうかすると簡単に信じてしまう。

んで、なんでこの本を読んだかというと、博物館に行くと「~万年前の岩手の地図」とかあるんですよ。ところどころ水没してたりアジア大陸とくっついてたり。
昔アジアと日本は陸続きだったとか、そこからナウマン象やら人やらが来たってのは、なんとなく知ってても、「実際のところどういう話よ?」ってのはよくわからないわけです。
ちょっと難しくてもいいから、「こういう仮説とこういう根拠で現状はこういう説が有力です」ってのが知りたかったのですよ。ちょっとだけすっきり。

3月22日の日記でも、書きましたが、こういう専門分野を粘り強くわかりやすく解説している本は好きですね。中々お目にかかれないし。