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「退化する若者たち―歯が予言する日本人の崩壊」丸橋賢 [それでもどっこい生きてます]

現代日本人のアゴの「退化」から、体調や精神の失調が起こっており、大きな問題になっているという本。
筆者は、若者にアゴの「退化病」が起こっており大変問題だという立場で話を進めています。
30年の臨床結果やモンゴルでの研究取材、歴代徳川将軍のアゴからみる「退化病」、縄文人と弥生人と現代日本人のアゴの違いなど、アゴの「退化病」について、色々な論拠を提示しています。

読んでいてとても困ったのは、こっちが「ほんとかな?」と思っても、突っ込みようがないことです。「ゲーム脳」の話と同じですね。
だってこっちには、臨床データもないし、科学的な知識もない訳ですから。
自分で考えるための材料が無い状態で、退化病だ!退化病だ!って言われてしまうと、「何も考えずに受け入れる」か「何も考えずに拒否する」かの選択しか出来ないのです。
そこでは自分の直観だけが頼りです。
当然、筆者としては「こんなにハッキリとした答えが出てるのに何を根拠に疑うのだ」と思うのでしょうが、少なくとも私には話の展開がとても強引に思えました。断定調の文体のせいでしょうか。

もちろん筆者が言うように確かに歯もアゴもとても大切だと思います。

たとえば内田樹が武道について書いていたり、鴻上尚史が野口体操を取り上げたりしていて、それらの本を読んで「そうだよなぁ」と思うわけで、「体を粗末にしない生き方」というのは大切です。
自分の実感で言ってもウォーキングとかすると体がスッキリしますし。(最近サボりがちですが)

でも、この本のはそういうお互い対等な立場からの「提案」じゃないんですよね。
少なくとも「若者」の立場で読むと「おまえら退化病なんだから、黙ってオレの言うことに従え」と言ってる風にしか読めないのです。

「従う」か「対立」か。
そんな単純で先が無い関係性はもうやめませんか。

正直、読んでいてとても疲れました。

~~~
この本は、「ニートって言うな!」の著者の一人、後藤和智がblogで公開質問状という形で批判した本です。
公開質問状は【ここ】、著者からの回答は【ここ】から読めます。

今回、この公開質問状と回答を読んだ後に実物の本を読んだので、感想に少なからず影響があるかも知れません。含みおきください。


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コメント 2

奉行

おそくまで付き合わせて申しわけなかったっす。
あと、オケラのダンジョンとかトイレのダンジョンとか
ヒモヘビとかいろいろ語り損ねてます!
by 奉行 (2006-06-10 07:26) 

ひげたま

お疲れちゃん~。
自分としては別に遅くなかったけど、お二人はひも付きだからさ、ちょっと気を使ってみたのさ。

> オケラのダンジョンとかトイレのダンジョンとか
> ヒモヘビとかいろいろ語り損ねてます!
オケラのダンジョンとトイレのダンジョンは話したぞよ。

ま、また行きましょう!別ネタで。
by ひげたま (2006-06-10 21:48) 

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