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「安田講堂 1968‐1969 」島泰三 [日々読み考える]

あの有名な「安田講堂」へ立てこもった当事者の書いた本。

なぜ、ヘルメットやゲバ棒が必要になったのか?
なぜ、安田講堂に立てこもったのか?
「東大」とその後の人生のキャリアを捨ててまで、なぜ戦ったのか?

当時のことに興味がある人には読んで欲しいです。

その当時の行政と共産党と全共闘の関係とか、東大総長と学生のやりとりとか、日大全共闘とのやりとりとか、安田講堂立てこもりに対する三島由紀夫や昭和天皇のコメントとか、色々と興味深いです。

まぁ、あとがきを読んで、また投げ返せないボールを受け取ってしまった気分になったわけですが。

今ボールは何個あるんだろう?

全学連 (FOR BEGINNERSシリーズ)を先に読んでたのは、よかったかな。


安田講堂 1968‐1969 (中公新書)

安田講堂 1968‐1969 (中公新書)




「身体の社会学のブレークスルー―差異の政治から普遍性の政治へ」後藤 吉彦 [日々読み考える]

この本を読んで、自分が今、嫌だなと思っていることのひとつは、人と人を分けること、社会性という言い方で線を引かれること、自分も率先して線をひくことに慣れていることなんだ、と分かったように思います。

・・・あー、文章にしてしまうと、今までも書いてきたことの繰り返しにしか思えない。がっかり感炸裂ですよ!

でも、何か・・・、なんだろう、何かが(ちょっと)分かった気がしたのです。

自分がどうしてこんな場所に立っているのか、どんな線引きの連続の結果ここにいるのか、なんとなく分かった気がしたのです。

自分と世の中との陣取り合戦、みたいな。
クイックス(by TAITO)的社会観、みたいな。

偶然手に取ったにしては、今の自分にぴったりな本でした。
時たまこういう奇跡が起こるのが、本屋で本を買うひとつの理由。

身体の社会学のブレークスルー―差異の政治から普遍性の政治へ

身体の社会学のブレークスルー―差異の政治から普遍性の政治へ

生まれたところや 皮膚や 目の色で
いったい この僕の なにが わかるというのだろう
(青空 by THE BLUE HEARTS


「母よ!殺すな」横塚 晃一 [日々読み考える]

脳性マヒ者の団体である「青い芝の会」で活動をしていた、横塚 晃一の文章や講演の記録をまとめた本。

うまく歩けない、うまくしゃべれない、ウンコを自分で取れない。

何かが「できない」なら、だまっていなければいけない。
人の迷惑にならないように小さくなっていなければいけない。
生きさせていただいていると感謝しなければいけない。

一緒に生きることに疲れた母親に殺されても文句は言えない。

そんな流れに、「何か出来なければ生きていてはいけないのか」「私は殺されなければいけないのか」と、怒りを押さえることなくぶつかっていく。そんな叫びの様な本。

母よ!殺すな

母よ!殺すな


フリーターズフリーを読んでます [日々読み考える]

「働けといわないワーキングマガジン」、フリーターズフリーを読んでます。

フリーターズフリー vol.1 (1)

フリーターズフリー vol.1 (1)

杉田俊介、生田武志など、個人的にどまんなかの執筆陣。

厚いのにどんどん読めてしまう。

やっぱりねぇ・・・。
もう、一人一人、自分ではじめるしかないんですよね・・・。

参考日記:
【2006年2月4日:「「ニート」って言うな!」本田由紀・内藤朝雄・後藤和智】
【2006年2月12日:「フリーターにとって「自由」とは何か」杉田俊介】
【2006年2月12日:「<野宿者襲撃>論」生田武志】
【2007年8月11日:「若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか」本田由紀(編)】


「若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか」本田由紀(編) [日々読み考える]

若者がみた、若者の労働と生活の実態。
若者に対するフィールドワークを中心にした本です。
筆者は20代後半から30代後半。

当たり前ですが、この本では、それぞれの筆者の現状なりの「考え」や「解決の方向性」は示されていますが、「答え」は出てきません。

そういう本ではないのです。

現状の日本のシステムを分析し、「この道へは進んではいけない」という認識は共有しつつも、どうすればよいのかを「大きな物語」としては語らない節度を保つこと。政府への批判だけのやり方はとらないこと。
かといって、すべてを「自己責任」として個人に還元する方向性には、真っ向から反対すること。

矛盾、といってもいいと思います。現行のゲームのルールからすると矛盾で一杯ですから。

でも、その矛盾に立ち止まって叫び続けることが、今、大切なんじゃないか。そんなことを思います。
少なくとも、こうやってこの本を読んで、バトンを手渡される人はいる訳ですし。

障害者介助とベーシックインカムについての話もあり、立岩真也の本を読み返したくなりました。

~~~~~
序章:「若者に見る現実/若者が見る現実」 本田由紀/平井秀幸

第一章:「日本特殊正論の二重の遺産 正社員志向と雇用流動化のジレンマ」 高橋基彰

第二章:「コンビニエンスストア 便利なシステムを下支えする擬似自営業者たち」 居郷至伸

第三章:「ケアワーク ケアの仕事に「気づき」は必要か?」 前田拓也/阿部真大

第四章:「進路選択と支援 学校存立構造の現在と教育のアカウンタビリティ」 大多和直樹/山口毅

第五章:「就職活動 新卒採用・就職活動のもつシステム」 齊藤拓也

第六章:「ストリートダンスと地元つながり 若者はなぜストリートにいるのか」 新谷周平

第七章:「過食症 「がんばらなくていい」ということと、「がんばらなければ治らない」ということ」 中村英代

第八章:「援助交際 「援助交際」体験者のナラティヴ」 仲野由佳理

第九章:「若年ホームレス 「意欲の貧困」が提起する問い」 湯浅誠/仁平典宏
~~~~~

過去の読書記録:
【2006年2月4日:「「ニート」って言うな!」本田由紀・内藤朝雄・後藤和智】
【2006年2月27日:「多元化する「能力」と日本社会 ハイパー・メリトクラシー化のなかで」本田由紀 】
【2006年8月19日:「弱くある自由へ―自己決定・介護・生死の技術」立岩真也 】
【2006年8月23日:「希望について」立岩真也】


読書記録 [日々読み考える]

またテキトウな読書記録。いいのかこんなんでオレよ。

毎日かあさん カニ母編

毎日かあさん カニ母編


毎日かあさん2 お入学編

毎日かあさん2 お入学編

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2005/03/26
  • メディア: 単行本


毎日かあさん3 背脂編

毎日かあさん3 背脂編

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2006/04/27
  • メディア: 単行本


毎日かあさん4 出戻り編

毎日かあさん4 出戻り編

  • 作者: 西原理恵子
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2007/07/20
  • メディア: 単行本


ああ息子

ああ息子

  • 作者: 西原 理恵子, 母さんズ
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: 単行本


↑ひさびさにサイバラマンガを買ってみました。ところどころ素で笑ってしまう。
「こどもってなんでそんなことするんだ??」という疑問と脱力感と笑いで一杯な痛快な本です。
特に息子がすごい。

ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本


↑友達と待ち合わせした本屋でほとんど立ち読みしてしまったので購入。
かわいいイラストながら、内容は結構ヘビー。なんか身につまされる。生きていくのは大変だ。

学校嫌い 江川達也×山田玲司

学校嫌い 江川達也×山田玲司

  • 作者: 江川 達也/山田 玲司
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2007/07/26
  • メディア: 単行本


↑全編、江川達也のトークが冴える本。
山田玲司は江川達也の元アシスタントということで、とても気安い関係なのか、安心して江川達也がしゃべっている感じです。
途中、江川達也が、「深く考えるのは好きだけど深く考えられない」というややひどい分析を山田玲司に対してしていますが(軽いノリですけど)、「あー、自分もそうだな」と思ってしまいました。

「深く考えるのは好き」→「でも、自分が思ってるように深くは考えられない」→「だから答えを出せない」→「やるしかない」
という流れ。
深く考えられないけど深く考えたい、この気持ちはなんなんだろう?

ルポ最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書 673)

ルポ最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書 673)

  • 作者: 生田 武志
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 新書


↑野宿者問題のルポルタージュ。主に大阪方面のお話です。
以前読んだ同じ筆者の、
【2006年2月12日:「<野宿者襲撃>論」生田武志】
でも書きましたが、なぜか野宿者の問題は気になって仕方ありません。この気持ちはなんなんだろう?


「青い鳥」重松清 [日々読み考える]

吃音の国語教師、村内先生が色々な学校で出会った生徒とのお話。短編集です。

ギリギリのところで生きている生徒に、大切ななにかを思い出させてくれる教師。
吃音なので話すのは得意じゃないのに、それでも生徒に「たいせつなこと」を語る。

私はこういう人物にはとても惹かれますし、できれば自分もそうありたいと願います。
せめて、自分が今まで親や教師に貰った「たいせつなこと」は誰かに伝えたい。

人の役に立ちたいと思う切ない気持ちは、もしかすると、そういう気持ちのリレーみたいなものなのかも知れません。

今の世の中で常に人を蹴飛ばして生きている以上、キレイごとではすまないけれど、たまにはこんなことを考えてもいいのじゃないか、この本を読んでそういう気持ちになってもいいのじゃないか、そんな風に思うわけです。

青い鳥

青い鳥


一応、読書記録でも [日々読み考える]

一行メッセージつき。

「正しい戦争」という思想

「正しい戦争」という思想


↑「正しい戦争」の歴史と現在が良く分かる。戦争を語る前に読め。

「甘え」の構造 [増補普及版]

「甘え」の構造 [増補普及版]

  • 作者: 土居 健郎
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2007/05/15
  • メディア: 単行本


↑名著の普及版。「甘え」で成り立っていた日本社会は完全に崩壊しているのに、それを認識できずに「地域社会再生」とか言う人に読ませたい。もう「甘え」は再生できない。自分の力で先に進むしかない。

脳と仮想

脳と仮想

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫


↑何が「現実」で何が「仮想」なのか。セカイに対する基本的な認識を考えられる本。

すぐそこにある希望

すぐそこにある希望

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2007/06/30
  • メディア: 単行本


↑絶望を見ることには飽きた。もう前を向いて歩いてもいいはず。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

  • 作者: 鴨志田 穣
  • 出版社/メーカー: スターツ出版
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本


↑「うちに帰る」。なんと困難なことだろう。自分の「うち」なんて存在しない。それでも帰りたいと叫ぶ。僕はそれを希望と呼ぶ。

みずうみ

みずうみ

  • 作者: いしい しんじ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/03/16
  • メディア: 単行本


↑命の循環。その輪に人は閉じ込められているのか、それとも守られているのか。

トリツカレ男 (新潮文庫)

トリツカレ男 (新潮文庫)

  • 作者: いしい しんじ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 文庫


↑のめりこみトリツカレる。忘れてしまったなら、この本で思い出そう。苦しくてもステキなこと。

ヘルメットをかぶった君に会いたい

ヘルメットをかぶった君に会いたい

  • 作者: 鴻上 尚史
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本


↑「ヘルメット」が象徴するものは暴力や内ゲバ、苦い過去。なぜ学生はあの当時ヘルメットをかぶり、そしてまだかぶり続ける人がいるのか。そんな想いなんて誰も想像すらしない。
その当時、戦争をした人達の想いを、善悪を基準に裁くのではなく受け止めたいと強く思う。
その当時、「革命」を目指した人たちの想いも、善悪を基準に裁くのではなく受け止めたいと強く思う。
次の希望を見据えるために、必要なことだと思う。

東條英機と天皇の時代 (ちくま文庫)

東條英機と天皇の時代 (ちくま文庫)

  • 作者: 保阪 正康
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 文庫


↑私が今、ここで生きているのと同じに、その時代に生きていた人たちがいた。なぜあなたは彼を裁くのか。自分が裁かれたことがない人は無限に人を裁き続ける。

東寺の謎―巨大伽藍に秘められた空海の意図 (祥伝社黄金文庫)

東寺の謎―巨大伽藍に秘められた空海の意図 (祥伝社黄金文庫)

  • 作者: 三浦 俊良
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 文庫


↑昔中国、今アメリカ。仏教にしても自由や民主主義にしても時がすぎれば、それは日本固有の文化と呼ばれるのかもしれない。

・・・なんか、本の感想じゃない気もしますが。。。


「グレート・ギャツビー」スコット・フィッツジェラルド/村上春樹 [日々読み考える]

村上春樹の訳ってことで読んでみましたが、イマイチな感じ。
ちょっと前に読んだ、キャッチャー・イン・ザ・ライの方が好みかな。

ただ、最後まで読んでから、一番最初を読むと、かなりグッときます。

いつ、どんな世の中に、どんな形で生れ落ちるか。

どんな自分でも、どんなに今の世の中に合わない自分でも、今、この世の中で生きていくことを、誰も笑うことはできない。
ただ偶然今の世の中に最適な形で生まれてきただけの人に、笑うことはできない。

グレート・ギャツビー

グレート・ギャツビー


「私家版・ユダヤ文化論」内田樹 [日々読み考える]

なかなか刺激的な本。

「なぜ、ユダヤ人は迫害されるのか」という問題に対する、ウチダさんの考えが述べられています。

当然ながらウチダ流な訳で、簡単に答えが出るようなことは書いていません。
相変わらずくどい。ま、それがいいんですけど。

「ユダヤ人問題」でも、たとえば「天皇の戦争責任」でもいいんですけど、そういう「難しい」問題を「政治的な正しさ」だけで簡単に結論を出してしまわずに、とりあえずすべての主張は棚上げして自分で考え続けてみる、ってのは、結構面白いものです。
ある意味、結論なんて要らないのかも知れない。

私家版・ユダヤ文化論

私家版・ユダヤ文化論


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