So-net無料ブログ作成

「いじめと現代社会――「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ」内藤朝雄 [それでもどっこい生きてます]

個人の行動に焦点を当てるのではなく、人間関係の押しひきとして社会構造をみて、その隙間や過密な場所をどうやって何で埋めていくことが適切なのか、そんなことが書かれています。

基本的に「いじめの社会理論」を主張は変わっていないのですが、とにかくもう一度、同じ主張をすべきだと考えての出版かと思われます。
彼自身、前の本で言いたいことは言い尽くしていたとしても、現状は良い方向に向かうどころか、より悪化する可能性すら高まっているわけですから。

社会構造的な対立をどうやって解体すればいいのか。

右翼vs左翼でも、若者vs年寄りでもなんでもいいんですが、もうそんなアホな対立を繰り返している場合ではないことは、あまりにも自明なことです。

お互いを不幸にするだけの社会構造なんていらないのです。

古い共同体をゾンビのごとく呼び覚ますのでもなく、個々人はバラバラであるべきだと無理をして孤独を選ぶのでもない、少し幸せで少し不幸な関係性を自分で見つけること。

とりあえず、もう他人を責めるのはやめて、自分に必要なことを必要なだけやる。
他の人が必要としていることで、自分が役に立てるのであればやる。
自分が必要としていることで、他の人に手伝ってもらえそうなことがあればお願いする。

なんで、たったそれだけのことができないのだ、オレよ。

【2005年1月22日:「いじめの社会理論」内藤朝雄】
【2006年2月4日:「「ニート」って言うな!」本田由紀・内藤朝雄・後藤和智】

いじめと現代社会――「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ――

いじめと現代社会――「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ――

  • 作者: 内藤 朝雄
  • 出版社/メーカー: 双風舎
  • 発売日: 2007/02/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ: