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TGS雑感、1チップMSX? [それでもどっこい生きてます]

秋晴れの土曜日、TGSへ行って参りました。場所は幕張。

今回の目玉はPS3ということになりますが、取り立てて欲しくなるようなソフトはなく、まぁ確かにバーチャファイター5とかキレイはキレイでしたけど、あまり強い印象はありませんでした。

XBOX360だとブルードラゴンが目玉でしょうが試遊台は130分待ち。(笑)
どうやら試遊するとフィギュアがもらえるらしく、それ目当てで何回も並んでたりする人もいるんでしょうか。ありえない待ち時間です。
んで、「映像の方は15分待ちで見れる」とコンパニオンのおねーさんにいわれたので、そちらへ。
「ロストプラネット」「ラストオデッセイ」「ブルードラゴン」のプロモ映像だったんですが、なんと「ロストプラネット」以外はプレイ部分の映像がない!ありえねー!

というわけで、ブルードラゴンが実際どんなゲームなのか、まったく分かりませんでした。
「影を操る」という設定は面白いと思うので、ゲームに期待です。
12月7日発売ということで発表されていたので順調に開発が進んだようです。(ちょっと意外でした)

その他、「これは」と思ったのは、PS2の「ジョジョの奇妙な冒険」と、Wiiの「エレビット」かな。

「ジョジョ」はプレイしてないので実際ゲームとしてどうか分からないですが、キメポーズをとることで能力を上げたりできるので、ちょっとやってみたい。第一部が舞台なのも良い。馬鹿っぽいのを期待。

「エレビット」は、TGSで唯一みつけたWiiのソフト。コナミです。

とりあえず一面はキッチンの中だったんですが、Wiiのリモコンコントローラーでカップやらフライパンやらをターゲットして別な場所に放り投げたり、戸棚を開けたりして、裏に隠れているエレビットをどんどん捕まえる、といったゲームでした・・・って、伝わっているでしょうか?
とても説明が難しい。

トースターでパンを焼いたり、電子レンジでポップコーンを作ったり、もできました。
マップ上のシカケですね。
リモコンでドアノブをひねって開けたりとかもアリ。

その他、気になったことといえば、
・携帯電話のゲームがかなりの量展示されていたこと。
→たとえばアクオス携帯とかで、横に長い画面を生かしてリッジレーサーとか出てました。
・外国の人がたくさん来ていること。
→前から見かけてはいましたが、年々増えている感じ。
かな。

あと、個人的にひかれたのは、【1チップMSX】
ちょっと欲しいかも!


「人間失格」太宰治 [それでもどっこい生きてます]

昔読んだ本を読み返すという習慣がありません。
人によっては気に入った本をそれこそ何十回も読んだりするらしいですが、なぜかそういう習慣がありません。

「人間失格」を読んだのは、高校の時だったと記憶しています。
タイトルにひかれて読んだわけですが、それこそハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。

この本、オレのことを書いている。

本気でそう思いましたし、今回読み返してみても、やっぱりオレのことを書いている、という印象は同じでした。

ただ、その当時読んだ印象では、主人公が小さいころの話が大半を占めていた気がしていたのですが、それは全体でいえば1/4にも満たない部分で、それ以外の大人になってからの酒や女や薬で破滅していく話、世間との折り合いのつかなさでどうしようもなくなっていく部分が、この作品の大部分を占めていたのでした。

後半、世間についての独白が語られるんですが、これが、また強烈。

「世間が許さない」という言い方があるけれども、それはそれを言う人が「世間」の名を借りて自分が押し付けたい価値観を言っているだけじゃないかと、そういう風なことが語られます。

~p101~
(それは世間が、ゆるさない)
(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)
(そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ)
(世間じゃない。あなたでしょう?)
(いまに世間から葬られる)
(世間じゃない。葬るのは、あなたでしょう?)
~~

現代でも、ぜんぜん色あせない「世間」感です。

本当は自分で言いたいことがあるのに、それを「世間」の意見、「みんな」の意見として語り、数のプレッシャーで相手に受け入れさせようとする。

「空気を読んで!」とかいう言い方も同じ根っこがあります。

そんな日本的な「和」の形。
戦前戦後と変わらない、戦争に負けても変わらないこの形。

人間失格

人間失格

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1952/10
  • メディア: 文庫


「日米交換船」鶴見俊輔/加藤典洋/黒川創 [それでもどっこい生きてます]

交換船とは、戦争中、交戦国同士の民間人を安全に交換する為送られた船のこと。

1942年に第一次日米交換船、日英交換船
1943年に第二次日米交換船

第一次日米交換船には1500弱の人が乗っていて、その中にアメリカ留学していた哲学者の鶴見俊輔(当時20歳)がいた。
その彼との日米交換船にまつわる話を軸に、開戦前後のアメリカや日本の世相、外交裏話などなどが、軽快な口調で語られています。

とにかく対談が面白い。刺激的。

名前しか聞いたことない人物(後藤新平とか野村吉三郎とか)の人となりが、鶴見俊輔流の人物評として語られるのが、めっぽう面白いですし、鶴見俊輔の生い立ちや家族のこと、また彼がどうして今のような考え方をするようになったのかについても、当時の状況とあわせて語られています。

全500ページのぶ厚い本ですが、半分は対談なのでさくさく読めます。
残り半分は黒川創による、外交資料などの記録を元にした交換船の解説となっています。

鶴見俊輔の本はあまり読んだことないのですが、この人は語り口がライトで面白い人ですね。ものすごく人間くさい。

あと、ハーバード・ノーマンという外交官のことが多く語られていて興味がわきました。
彼は戦後アメリカに吹き荒れたレッドパージで社会的に追い込まれて自殺してしまうのですが、レッドパージについては全然知識がないので、時間をみつけて読んでみたいです。
朝鮮戦争とか安保とか冷戦とか、その辺の絡みですね。
~~
加藤典洋
【2006年8月3日:僕が批評家になったわけ 】
【2006年8月6日:敗戦後論 】

日米交換船

日米交換船

  • 作者: 鶴見 俊輔, 加藤 典洋, 黒川 創
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/03/29
  • メディア: 単行本