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「ラディカリズムの果てに」仲正昌樹 [それでもどっこい生きてます]

~~「「分かりやすさ」の罠―アイロニカルな批評宣言」からの続き~~

本書を読む前の注意書きの始まりは以下。
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「「私はラディカルな反体制派であり、権力によって抑圧されている!」などと、人前で大っぴらに自慢げに叫ぶサヨクなやつは、頭も根性も腐りきった最低のカスであり、人間と呼ぶに値しないウジ虫である。」
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そういう人にはこの本は読んで欲しくない、と厳重に注意しています。

全編こんな感じなので、こういう調子がダメな人は読まないほうがいいと思いますが、言っていることにはとても考えさせられました。

きちんと必要な知識を得て考える、そういう当たり前のことの重要性を誰も言わないことの問題。
「自分がものを言わないとみんな騙されてしまう!」なんていう思いあがったヤツへの嫌悪。
問題がどういうことでどうすべきなのかを考える根気強い思考よりも、「自民党が言っているから反対」とか「フェミニズムには反対しない」とか、無自覚にせよ結果として「誰に味方につくか」ばかり考えているヤツが多いこと。

なんというか、自分に当てはまることが多くて、読んでいて恥ずかしくなってしまいました。

小泉政権がどうのこうのとか、このblogでもがーがー言ってますが、本当にキチンと調べたり考えたりしてないし、知識だって足りない。
卑下してる訳じゃなくて、本当にそうだよなぁ、と思うわけです。

一応その辺の自覚はあるから、こうやってちょいちょい本読んでるわけですけど、考えるために必要な本って、自分が把握してるだけでもたくさんあるんですよね。
んで、こういう本を読んでさらに読む必要がある本が増える、という。うがー!タスケテ!

仲正昌樹は一時期統一教会に入っていたらしくて、この本の最後に「全共闘と新興宗教」という対談が載っています。
前々から学生運動と今の世の中の関連に興味があることもありますが、この対談はかなり刺激的でした。
70年代~90年代の学生の状況、学生運動と宗教とマンガの関連性、統一教会とオウムの対比、肉体と身体について、などなど語っています。

ま、、、現状無知なのは仕方ないとあきらめるしかないのですが、とりあえず一歩一歩進もうと思いますです。

ラディカリズムの果てに

ラディカリズムの果てに

  • 作者: 仲正 昌樹
  • 出版社/メーカー: イプシロン出版企画
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本