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映画「イノセント・ボイス」 [それでもどっこい生きてます]

昨日今日とお休みになったので、休みっぽいことでもと思い映画に行ってきました。
シネスイッチ銀座でやっていた、「イノセント・ボイス」という映画。
エルサルバドルの内戦下、11歳の少年を主人公にした少年兵の問題を扱った重めの話でした。
政府軍対ゲリラ。
政府軍が12歳以上の子供を強制的に徴兵していったり、牧師(神父だったかも)を殺害したり、どうしても「政府軍が悪」みたいなトーンはあるのですが、政府軍の少年兵を殺せない主人公のシーンがあったり、「強制連行したにせよ、自主的にゲリラ兵になるにせよ、子供が兵士として人を殺す」ことの非道さが伝わってきます。
大人が人を殺すこと、子供が人を殺すこと、殺すこと自体はどちらも同じなんでしょうが、子供は選択の余地なく戦争に巻き込まれ、その社会に適応するために考え方まで変わってしまう、そうしなければ生きていけない、そういう点において子供が兵士として人を殺すしかない社会はひどいものです。

「戦争時の日本はこの映画とどれぐらい同じでどれぐらい違ったのだろう?」と思いながら見ていたんですが、悲惨さの比較には意味がなくて、その時その国に生まれた自分、世の中の仕組みを変える力のない自分にとっては、単に悲惨で叫びたくなるような理不尽さがあるだけなんだと思います。

戦争に限らず「常に自分に選択肢がない社会」はものすごい嫌なことです。
生きていくためには、その状況に適応するか、逃げるしかない訳ですから。


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