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「日本資本主義百年の歩み」大石嘉一郎 [それでもどっこい生きてます]

副題が「安政の開国から戦後改革まで」とあるように、江戸末期から高度経済成長期までの、日本の資本主義の流れを大枠でつかめる本。
最近、「資本主義ってなんだ?」と思うことが多いので買ってみたんですが、思いのほか難しく読むのが辛かったです。全般的に表現が硬めで回りくどいところが多い感じもしました。

ただ、こういう風に本来難しくて当たり前の内容について、なんとか分かりやすく筋道を立てて説明しようとしてくれて、かつ思想的な偏りや思い込みもあまりなく、読み物としての面白さや刺激よりも学問としての正しさを守ろうとする姿勢は素晴らしいものがあります。
そういう本って意外とないんですよ。貴重です。

資本主義はどこからどんな風に発生して、どういう風に育ってきたのか、また資本主義と戦争の関連性とかが、ちょっとだけ分かった気がします。

とりあえず、「お金が貯まる(貯まってしまう)」ことがすべての始まりなのかな?
貯めたら使いたくなって、少なくなったら貯めたくなる。
貯めて偉くなったら偉いのを維持したくて使ってみたり、もっと貯めたくなったり、持ってるものを手放したくなくなったり。
とにかく「そのまま」ではいられない気持ち。

そういう人の気持ちに資本主義って名前を付けたのだろうか?


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