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「マルクスを再読する <帝国>とどう闘うか」的場昭弘 [それでもどっこい生きてます]

マルクスを切り口することで、今の世の中をどう見ることが可能か、また資本主義の暴走をどうやって押さえることができるのか、そういったことの本。
マルクスの理論を、共産主義、社会主義、革命、プロレタリアート、といった手垢がついて分かった気になってしまう解釈から一旦離れてもう一度原点から再評価しようとする姿勢が専門家らしく良いです。

この前よんだ「日本資本主義百年の歩み」もそうですが、専門に研究していることを、きちんと自分の言葉で説明し、かといって簡単にしようとしすぎてスカスカで中身がないものにもせず、その本に興味を持った一般の人を十分に読ませてくれる本ってのはなかなか無いんですよね。

この本もそういう貴重な本の一つです。

後半に行くに従って内容も難しくなりますが、その分筆者の思いもかなり入ってきて、その気持ちがこちらに伝わるので読み進めることができました。

やっぱり私は書いている人の気持ちが強く出ている本が好きですね。

本を読んで内容を理解するんじゃなく、その本を書くその人の気持ち、その人が読む人に伝えたい「何か」を感じることが、本を読む、本と出会う、ひいては筆者と出会うことなんだと思うわけです。

それは私にとってブルーハーツやサンボマスターの歌を聴き、その声に心を震わせることとまったく同じ感覚です。


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