「<想像>のレッスン」鷲田清一 [それでもどっこい生きてます]
流れるような文体、あふれ出す教養、クリアな論理。
でも、なにか物足りない。
別に薄っぺらいことを書いてるわけじゃないし、じっくり読めば深みもあるんですが、どうも、こう、表面がキレイすぎて、それに目(頭?)がいってしまって、薄味な印象です。
後半の、予定された未来を切り離したいから人は旅に出る、みたいな話はよかったです。
「現在はことごとく未来に呑み込まれてしまっている。現在が未来に拉致されているのだ。すべてが先送りされる生活。」
2005-11-19 00:38
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